お寒い8月
8月。
1年で最も観光客の多い月。
、、、が、今年は違う、らしい。
7月前半、KATAK BALI の売り上げも6月までに比べてぐぐぐっと上昇カーブを描いていたのですが、
中盤以降、がくっと売り上げが落ちました。
むむっ、おかしい。なんかあったのかな。
売り子の横領かしら!?なんてひやりとしたり。
(物騒な話ですが、バリではよくあること。ばりじゅん自身も昨年の12月、約5年にわたり忠実に仕えてくれてたと思ってた売り子の横領未遂が発覚。2人とも、すぱっと首を切った経験があります。)
でも先日、とあるホームパーティーでの席、日本人の友人にその話をしたところ、その状況はばりじゅんの店だけではないことがわかりました。
彼いわく、日本からの飛行機もホテルもかつてないくらい、がら空きなんだそうです。
8月に入ってからも、ガルーダのエコノミーで、真横になって寝て来れたって話があるくらい。
「え~、なんで~?」と一瞬思った後、「あ~、ジョグジャの大地震のせいね~。」と納得しました。
ばりじゅんがKATAK BALI を始めてから、バリの最悪な危機的状況って、やっぱり1回目の爆弾テロでした。
現場のクタスクエアから、ばりじゅんの住まいとKATAK BALI のあるスミニャックって、2.5KMくらい離れているんですが、
あの瞬間、うちの玄関の大きな木のドアが爆風でドン!と外から体当たりされたような衝撃ありましたからね。
電気も一瞬、停電になりかけた。
すわっ、怪奇現象!?なんて思っていたら、その深夜、こちらの旅行会社におつとめの友人からの電話で「大変なことが起こった!」と事実を知らされました。
その後、目に飛び込んでくる悲惨な現場報道から、目を背けたくても背けられない日々。
正直言って、あんなにはっきりと死体を見たのは、しかもその山を見たのは、初めてですよ。私。
いろんなことを考えさせられました。
人間が同じ人間に(しかも何の罪もない人たちに)こんなにもひどい仕打ちができるのか、とか。
さっきまで元気で生きてたであろう人間が、こんなにもあっけなく死んじゃって、死んじゃったらただの物(物体)になっちゃうんだなあ、とか。
現実があまりにも衝撃的で、それを受け止めがたかったんですかね、その後2週間くらいど~んと鬱にはいっちゃいました。
ずうっと鬱でいられなかったのは、ばりじゅんの場合、仕事があったからです。
事件のあと、旅行者がゼロって言っていいくらいになって、KATAK BALIもいやおうなく開店休業の状態。
いつもはものすごく賑やかなスミニャックの表通りでさえ、ゴーストタウンのように「し~~ん。」となって。
あの当時、近隣のお店も相当数が閉店しました。
外国人オーナーは、母国に帰国したケースがものすごく多かったです。
ばりじゅんがKATAK BALIをやめて日本に帰ることがなく済んだのは、たまたま事件の2ヶ月ほど前に、以前から知り合いだった日本の輸入会社の社長さんに、「そろそろ一緒に仕事をしてみませんか?」とオファーをいただいて、とりあえず仕上げたオリジナル企画のバッグが2型、その後の展示会でかなりヒットしたから。
それに気をよくしたその会社がほかにも仕事をまわしてくれたので、ばりじゅんとKATAK BALI はなんとか生き延びることができたのです。
当時、一度、まさに死んだようになったバリの観光業ですが、その後6ヶ月で奇跡の復活をとげました。
2度目のテロのダメージは、それよりもっと回復が早かったんじゃなかったか。。。
今回は、こうなったら、次のピークシーズン(年末・年始)まで、じっとがまんするしかないか。
お願いだから、もうこれ以上インドネシアになにも悪いことがおきませんようにと、静かに祈りつつ。。。
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